熊本市西区 ~雑草対策の防草シートの施工と化粧砂利の敷設工事~

以前、熊本市西区のお客様から頂きました、防草シートと化粧砂利敷設の工事について御伝え致します。

御依頼内容は、現状の雑草を抜いて地面を整地した後、防草シートを張ってから、化粧砂利を敷設(※砂利をまく事です)という流れで施工致しました。

ですので、お客様の中で、もしDIYで雑草対策をしてみたいとお考えになられている方がおりましたら、是非最後までご覧になって頂ければと思います。
また、できるだけDIYで施工しやすいように、施工時のポイントも合わせて記載しております。

まずは防草シートを張る前の状態がこちらになります。

この状態は、現状で生えてある雑草を手や工具でなるべく除去した後、スコップを使って地面を整地した後の状態となります。

〔施工時のワンポイント〕

☆雑草をもし手で抜く際には、必ず手袋をご使用ください。※草によっては、かぶれたりする可能性もあります。

☆地面を整地する時は、雨水マス等へ排水されるように整地してください。※きちんと整地すれば水溜りが生じなくなります。

次に、防草シートを張った後の写真がこちらになります。

この状態は、防草シートを広げて寸法を合わせてカットした後、留めピンを使ってシートを固定した状態となります。

〔施工時のワンポイント〕

☆防草シートと留めピンにつきましては、コメリパワーやカインズ、ナフコ等のホームセンターに行くと色々な種類のシート等が販売されていますが、DIYで施工する際には、できるだけ、「耐用年数の長いシート」を選ぶようにして頂くとよいかと思います。

※あとで説明します、化粧砂利の敷く厚みによっても耐用年数の選び方は違ってくるかと思いますが、もし砂利を薄くしかまくご予定がない場合には、紫外線を遮ってくれる砂利の厚みがあまり確保できないという状態となりますので、その分防草シートの耐久性を上げてあげる事がマストになってくる訳です。

☆留めピンを打つ際には、小さなハンマーやトンカチなどを使って慎重に打ちましょう!

※地中には、配管やかたい石、がれきが埋まっている事がありますので、留めピンを打つ際は、なるべく慎重に行うようにして下さい。はじめは、軽くコンコンと打ち、地中に何もないと分かってから、徐々に強く打って頂くとよいかと思います。

また、私どもが、埋設物が予想される箇所近くに留めピンを打つ際は、なるべくピンを斜めに逃がすようにして打つように心がけております。そのようにすると、例えばがれき等の場合、少し地中のピン位置をずらすだけで、がれきの横にピンが逃げてくれることが多いためです。

☆シートを張る際、家やブロックなどの壁に接する箇所はなるべく数㎝立ち上げてカットするようにする。

※これはDIYの場合はできるだけでもOKですが、少しでも砂利の厚み分残してカットしておくと、砂利を敷いた際に、壁際のシートのずれ防止にもなりますし、その立ち上がりによって、壁際に生えてくる雑草の成長の抑制にも繋がり一石二鳥ですので、是非お試しください。

最後に、化粧砂利を敷設した後の完了写真がこちらになります。

〔施工時のワンポイント〕

☆化粧砂利は、施工面積を十分計算した後に買いに行きましょう!

※ホームセンターに行くと、よく10㎏入り袋で園芸コーナーに置いてある化粧砂利ですが、お客様がよく、「思った以上に砂利の袋を買いに行きました!」と仰られる方が多く見受けられました。

そうなんです!この袋入りの化粧砂利、地面に敷きますと意外と少ないんです。しかしながら、やはり色が綺麗で近くのホームセンターに行けば簡単に買えるため、私たち庭師もよく使用させて頂いております。

もしホームセンターで買おうかとお考えになられている方がおりましたら、まず、敷く面積を計算した後、予定の厚みを掛け合わせて砂利の容量を算出します。
例えば、敷く面積が10㎡程度で、厚みが3㎝の場合には、厚み3cmをm単位に直して計算しますと、

敷く面積 10㎡ × 厚み 0.03m = 0.3 立法m ※この段階では容積の単位となります

となりますので、この立法mに1000倍をして、容量のリットル(L)単位に変換をしますと、

0.3 立法m × 1000 = 300 L

この300Lに砂利の比重(今回は1.5とします)を掛けて砂利の重量を求めると、

300 L × 1.5 = 450 kg

この砂利の重さまで求めますと、あとは簡単です!

市販の砂利袋の記載してある重さで割れば、必要な袋の個数が出てくるわけです。

施工の説明等が長くなりましたが、防草シートを張って、砂利を敷設するまでの一連の作業内容については以上となりますので、DIYで施工を御計画の際には是非ご参考にして頂ければと思います。

また、「シートと砂利は買ってくるので、施工だけ頼みたい!」とお考えの方や、「施工方法をレクチャーしてほしい!」とご希望の方からの御相談についても随時承っておりますので、いつでも御連絡ください。