会社案内

弊社の屋号は、漢字で書きますと「宮本生翠園」となります。よくお客様から、生翠園の読み方を尋ねられる事がありますが、平仮名で、「せいすいえん」とお読み致します。言葉の由来ですが、「樹木＝翠(みどり)」を「生かす」という意味合いで、父が命名致しました。また、二代目である私も、現代社会におきまして、庭木の必要性の再認識であったり、狭小スペースにおける最低限の植栽のご提案や、現存木の移植による温存、また、庭木が病害虫の影響を更に受けにくくする為の、剪定処置及び土壌改良処置なども、積極的に行っていく必要があると、日々の工事等で実感しております。

庭木を剪定させて頂く際に、私どもが毎回考え、模索している事があります。それは、お客様がどの様な景色や、機能性、環境をお庭に望んでおられるかという事です。お客様のお庭は一件毎に、見える景色が違うだけでなく、そのお庭、庭木に必要な機能性も変わってくるかと思います。

例えば、A様宅とB様宅の2件のお庭に、3mの樫(カシ)の木が植えてあると仮定します。そして、その樫の木が、A様にとっては、今まで大事に育てて来た、大切な樹木であっても、B様にとっては、勝手に生えてしまい、結果的に3mまで育ってしまった樹木とした時、剪定の方法や、提案の仕方は、全く違う物になってくるかと思います。

今の時代では、お庭の植栽の充実度を上げる事よりも、まず第一に駐車場のスペースの確保が必要となる事が非常に多くなりました。その中で、お庭の機能性(※防音性、目隠し度等。樹木によっては、耐火性も備えている事もあります)をあまり下げずに、如何に必要なスペースを確保できるかという事が求められていると考えております。

弊社は、その点について、日々模索をしながら、剪定作業やお庭の造作等をさせて頂いております。